【東よか干潟ビジターセンター ひがさす 主催】
干潟の物質循環における底生生物のはたらきは今だ十分明らかにされていません。
本講演は、干潟の高潮間帯に優占し大型の底泥攪拌種であるカニ類に着目して、現地でのドローンによりカニ類の空間分布調査や定点カメラによる巣穴形成パターン調査などを紹介します。
また、それらの調査結果を踏まえ、東よか干潟に多く生息するカ二類の巣穴造成に伴う底泥攪拌量を評価し、干潟の物質循環を考えるうえでのカニ類の巣穴造成の役割について考えます。
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佐賀大学農学部で有明海奥部干潟域における物質循環や生態環境の研究に従事している。
現在,東よか干潟をフィールドにベントスの生物的活動やシチメンソウ群落のハビタット環境評価などの研究に取り組んでいる。